こんにちは、みにぃです。
少し前に、セゾン投信のセゾン・バンガードグローバルバランスファンドについて、目論見書をもう一回読み直しました。
そして、そこで米国株のs&p500をベンチマークとする投資信託に全体の27.7%投資をしている事実を遅ばせながら知りました。それと同時に、s&p500に連動する投信やETFの成績が良いことも。
みにぃの勘違いは良くあることなので、今更驚くことでなないのですが、その時の記事はこちらになります。
ということで、その日から米国株への投資に興味が湧いてきたのであります。
米国株への投資に注目してみた
日本以外の外国株式へのインデックスファンドというと、ベンチマークがMSCIコクサイのものがほとんどです。
更に、米国株の割合というのはその中の60%くらいになります。
ちなみに、s&p500指数は米国を代表する大型株500社で構成され、米国市場の75%をカバーしています。
日本の投資信託で、このs&p500をベンチマークとして使用されているのは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(ただし、全体の27.7%)、i-mizuho米国株式インデックスです。
そして、s&p500に連動する商品と同じくらい注目しているのが、VTIというETFです。これは、米国の大型・中型・小型株で構成され、米国市場のほぼ100%をカバーしているバンガード社のETFとなります。s&p500よりも分散が出来るという点で注目しています。
s&p500に連動する商品や米国市場100%をカバーする商品(VTI)を購入し、もっとダイレクトに米国株へ投資したい!でも、どうしたらいいの?と思い、色々調べてみました。
すると、候補が4つ上がりました。
1.投資信託を積み立てする
s&p500をベンチマークとする投資信託は2つあります。セゾン・グロバラとi-mizuho米国株式インデックスです。
追記(2018/1/3)
現在は、【大和-ifree s&p500インデックスファンド】や、VTIに連動した【楽天・全米株式インデックスファンド】が販売されています。
信託報酬はそれぞれ、0.243%・0.1696%となっています。
つみたてNISAに向けてかなり低コストな投信が出てきましたね。
おわり。
セゾン・グロバラはすでに積み立てしていますが、全体の27.7%の割合です。i-mizuhoは100%の割合です。
商品名 | セゾン・VGBF | i-mizuho |
---|---|---|
信託報酬 (年率) |
0.68% | 0.54% |
解約時信託財産保留額 | 0.1% | ー |
投資形式 |
(バンガード社の インデックスファンドに投資) |
MSCIコクサイをベンチマークとする投信と比較すると、どちらも信託報酬の高さを感じてしまいますね。
大人気のニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬は年率0.23%なので、2倍もあります。
セゾン投信はバランスファンドですが、他のバランスファンドと比較しても信託報酬は少し高めに設定されています。
どちらも、ファンドオブファンズなので経費がかかり、信託報酬の割高感はあります。でも、どちらもアメリカを代表する大手の投資会社へ投資している事を踏まえると、初心者がお手軽にアメリカ株を購入する手段としてはいいのかなと思います。
s&p500をベンチマークとする投資信託は他にはありません追記でも記載した通り【大和-ifree s&p500インデックスファンド】となります。(2018年1月現在)
セゾン投信については、全体の27.7%の割合です。セゾン・グロバラをメインとして、サブでi-mizuhoを積み立てするべきなのか・・・
投資信託は基本積み立てなので、ほったらかしておけるのがメリットですね。
2.証券会社で米国株ETFを購入する
ネット証券の口座を開設して自分で購入する方法です。
みにぃは、SBI証券と楽天証券、カブ・ドットコム証券の口座を開設しています。ただ、メインバンクがSBIネット銀行なので、米国株ETFを購入するなら、SBI証券を利用するのがベストですね。
s&p500に連動する代表的な低コストのETFと、アメリカ株式ほぼ100%をカバーするVTIを比較してみます。
商品名 | バンガード・s&p500ETF(VOO) | iシェアーズ・コアs&p500(IVY) | SPDR s&p500ETF(SPY) | バンガード・トータル・マーケットストックETF(VTI) |
---|---|---|---|---|
信託報(年率・税抜) | 0.05% | 0.04% | 0.0945% | 0.05% |
ベンチマーク | s&p500 | s&p500 | s&p500 | CRSP USトータルマーケットインデックス |
決算 | 年4回(3、6、9、12月) | 年4回(3、6、9、12月) | 年4回(3、6、9、12月) | 年4回(3、6、9、12月) |
運用会社 | バンガード | ブラックロック | SPDR(スパイダー) | バンガード |
信託報酬の安さに驚いてしまいますね。
i-mizuho米国株式インデックスはi-シェアーズ・コアs&p500ETFに投資しています。i-mizuhoの信託報酬は、0.54%ですが、直接このETFに投資すれば、信託報酬は0.04%だということです。
こう聞いてしまうと、直接米国ETFを購入したくなっちゃいますよね。
ただ、全てを自分でしなければいけないのが大きな壁となってます。
米国ETFを購入するのに必要なこと
証券会社にまず口座を開設して、更に外国株取引口座も開設する必要があります。
自分で米ドルに換金して、商品を購入。
決算の度に分配金が入るのですが、外国税10%分引かれます。
そこで、外国税控除の手続きやらが必要になってきます。これで外国税で徴収された分を取り戻せるようです。ただし、所得が普通レベルでは5%くらいの還元になるそうです。
そして、忘れてはいけないのが、日本でも分配金が支払われる度に20%もの税金が引かれてしまうんです。
合計すると、利益に対して30%(!)もの税金を引かれてしまうようです。
ですので、NISA口座にて買い付けするのがベストになりますね。
ただ、通常NISAだと5年(ロールオーバー使えば10年)までの期間限定になるので、
永年持っていたい場合は悩むところです。
追記(2018/1/3)
これも、つみたてNISAの商品にいくつかの低コストの米国株インデックスファンドが登場したので解決ですね。
おわり。
ETFは基本、株と同じ取り扱いになるので、売買時も手数料がかかります。
分配金が貯まったら、再び自分で買い付けをして複利効果を得なければいけません。
追記(2018/1/3)
NISA口座では、分配金を自動で再投資してくれるように設定できるようです。ちなみに私はSBI証券を利用しているので、その他の証券会社がどうなのか?は不明です。
おわり。
いけないことはないのですが、より高いリターンを狙うのでしたらすべき仕事です。投信だったら自動で分配金の再投資やってくれますから便利です。
NISA口座で購入する場合、SBI証券については、購入時のみ買い付け手数料無料です。
売却時は0.486%の手数料が発生します。(他の証券会社は調べてませんが多分同じではないのかなぁと思います。)
分配金や売却時について、証券口座へ振り込みをすると、約20%の税金は免除になりますが、外国税10%の控除が出来ないデメリットがあります。
反対に銀行口座への振り込みとすると、NISA口座のメリットを生かせません。外国税10%の控除は出来ますが、20%の税金は支払わないといけなくなります。
どこまでもややこしい外国投資です。
ファンド自体の信託報酬が低いのは魅力的ですが、どこまでも手間が掛かってしまうのがデメリットです。
今後どこまで自分が時間をかけられるかは分かりません。「手間ひまかかって充実感がある」と言う人や、「どこまでもコストを下げたい」と言う人はこの方法が一番いいのは言うまでもないでしょう。
でも、みにぃには敷居が高いかなぁ・・・。
そこで、次の候補として、国内に上場しているETFを購入するが挙げられます。
3.国内に東証上場しているETFを購入する
以下の2つが国内に上場しているETFになります。
商品名 | 日興 上場s&p500米株(1547) | |
---|---|---|
信託報酬 (年率・税抜き) |
0.0945% | 0.16% |
コスト面はSPIDRs&p500ETFが有利です。しかも、カブ・ドットコム証券ではフリーETFと言って売買手数料無料で取引出来るようです。
こちらは、国内上場ETFなので、日本円で取引出来ます。
その点はとても利便性が良さそうですね。
しかし、為替差益での利益も狙っているななら、外国ETFを購入した方がいいです。
でも、為替差益で得た利益はNISA口座であっても雑所得扱いとなるようで、確定申告が必要になるようです。
また、総資産額も米国ETFには劣っているようで、短期売買には向いていないとのことのようです。まぁ、みにぃの場合だったら長期保有なので、問題ないのかなぁとは思っています。
ただ、これら国内ETFも分配金があるので、外国ETFと同じく外国税10%と、国内税20%の合計30%徴収されます。(外国税10%は確定申告で半分くらいは戻るようです)なので、購入するなら国内税20%を引かれないNISA口座になりますよね。
購入するなら、カブ・ドットコム証券でフリーETFのSPDR s&p500(1557)ですが、いつ購入すべきか?というのが気になります。
下がるかも・・・と思って待っていたら時間ばかりが過ぎていきそうなので、NISA口座にて手動で毎月積み立てするのがいいのではないか?と思います。
4.ロボアドバイザーを利用する
昨年から沢山のロボアドバイザーが出回ってますよね。すごく気になっている存在ではありました。ただ、積み立てが出来ないというのがネックとなっていたので、そのままにしていたら、あっという間に数え切れないくらいのロボアドバイザーたちで溢れかえってます。
ロボアドバイザーのほとんどが世界中の低コストETFに投資するようになってますね。その中で米国ETF、s&p500またはVTIに投資出来るロボアドバイザーがWealthNavi になります。
6つの質問に答えるだけでその人に適したポートフォリオを組んでくれます。
- 現在、何歳ですか?
- 年収はおおよそいくらですか?
- 金融資産はおおよそいくらですか?
- 毎月の積立額は?
- 資産運用の目的は?
- 株価が1ヶ月で20%下落したら?
こららの質問に答えていくと、リスク許容度がでます。みにぃのリスク許容度は4/5
でした。
30年後には元本460万円が70%の確立で752万円になる予想が出てきます。更に、50%の確立で1,010万円、30%の確立で1,380万円だそうです。すごーい。
これら6つの質問では、長期投資か短期投資か?ということや毎月の投資額についてのみの質問なので、詳細設定で更に細かく指定も出来ました。
- 目標金額 500万円
- 初期投資額 10万円
- 毎月積立額 1万円
というように設定してみるとこのようになりました。
元本390万円が70%の確立で601万円以上になるそうです。
また、リーマンショック前から投資した場合のシュミレーションもあります。
そして、肝心なポートフォリオはリスク許容度4/5でこうなりました。
株と債券の割合はそれぞれ70.1%と14.9%で、他に金が10%とリートが5%です。そのうち、米国株ETFのVTIが全体の35%を占めています。
国別だと、米国への投資が1番多いです。株式・債券それぞれ35%、債券14.9%の合わせて49.9%と約半分を占めています。
ちなみに、セゾン投信では株式27.7%、債券24.6%の合計52.3%となり、WealthNavi よりも全体的な米国投資割合は多いです。ただ、株式と債券が同じくらいの割合になってます。
Wealth Naviのメリット・デメリット
最大のメリットは積み立て投資が出来ることだと思います。1万円から積み立て出来ます。そして、リバランス、分配金再投資も自動でやってくれるところです。
また、特定口座に対応しているところもいいですね。どうも、ロボアドバイザーでは対応してないものもあるようで・・・。
デメリットは、個別ETFの信託報酬に比べると割高に感じる点です。
それでもぼったくりの投信に比べると良心的な信託報酬なのですが、自分で購入すると0.1%未満なので(VTIに関して)、どうしても高いと思ってしまうのです。
あとは、入金額が最低30万円ということです。最初から積み立てが出来ればいいのですが。
手数料を安くするか、手間をかけないか
これら4つの方法を見てきましたが、やはり手数料が安くなる方法になればなるほど手がかかることになりますね。
そして、ある程度ほったらかしに出来るものほど手数料が高くなります。
つまり、時間をお金で買うということです。時間は皆平等です。その時間をお金で買って、自動積み立てで投信やロボアドバイザーに任せるか、(投信もリバランスが必要になったりしますが)、自分で試行錯誤しながら手動で購入していくか。
あまり、手数料に違いがないのなら簡単な方法にしますが、なんせ、0.1未満の手数料のETF揃いなので、悩みどころであります。
とりあえず、来年からの積み立てNISAの商品が決定するまでは待った方がいいのか、今年のNISA枠で個別に購入した方がいいのか、検討中です。。。
追記
決まりました!
こちらの記事に書いてます。