前回、オリックス銀行の2週間定期預金と楽天銀行の普通預金(マネーブリッジ申し込み後)の金利が同じであることを記事にしました。
しかし、マネーブリッジこと、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービスには他にも様々なお得があるようです。
みにぃ家は夫婦で住信SBIネット銀行の口座を開設しメインバンクとして利用しています。
それは、他行への振り込み手数料やATM引き出し手数料の優遇を受けたいが為です。
それと同じ仕組みとして、楽天銀行にもマネーブリッジという愛称で存在してます。
しかし、理解がいまいち出来ずにメインバンクとして利用はしておりません。
この際なので、マネーブリッジに関するメリット・デメリットを探してみようと思います。
マネーブリッジ6つの魅力
1.優遇金利
楽天証券を利用しない人でも、普通預金に預け入れておくだけで、金利を優遇してくれます。
現在0.1%の金利となってます。
2.自動入出金(スイープ)
こちらは、楽天証券を利用する場合に大きなメリットとなります。
自動で楽天銀行から楽天証券の口座へ出金してくれるサービスです。手動で振替えをしなくても自動でやってくれます。勿論、銀行口座にきちんとお金がある場合です。
証券口座の資金が残りわずかとなると、通常なら次の買い注文の時に間に合うように入金しないといけません。
現在みにぃは、SBI証券の口座残高が少なくなったらSBIネット銀行から手動で振替えをしております。(次のらくらく入出金の項目に該当)
今のところ、ちょこちょこ口座確認をしているので、そこまで手間とは思ってません。しかし、これを自動でやってくれるんだったら是非導入して欲しいと思います。
(SBIハイブリッド預金がこれに当たるようですが、手動でハイブリッド預金に移さないといけません)
証券口座で取引をしている人にとっては、とてもいいサービスですね。
3.らくらく入出金
こちらは、先ほどの自動入出金(スイープ)とは違い、手動で入出金を行います。
ですが、手動といっても即時入金であったり、手数料は無料なのでとても便利です。
(住信SBIネット銀行のハイブリッド預金からの入金がこちらに当てはまりますね)
銀行と連携している証券会社の強みですね。
4.ハッピープログラム
楽天銀行や楽天証券の取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まったり、ATM出金手数料や他行銀行への振り込みなどの優遇が得られます。
こちらも、マネーブリッジ同様エントリーが必要です。
このハッピープログラムですが、みにぃの頭の回転が悪いせいか、少し理解しずらいです。
楽天銀行のホームページ上だけでも、色んなページに飛ばないといけないし、楽天証券のリンクを開けて確認しないといけないし、頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです。
一つずつ整理しながら見ていきたいと思います。
手数料優遇のランクについて
この表の通りですと、残高10万円以上または、取引5件以上でアドバンストランクとなり、翌月のATM手数料、他行口座振り込み手数料がそれぞれ月1回無料となってます。
それ以上のランクを目指すならば、残高50万円以上または、取引件数10件以上でプレミアムランクとなり、翌月のATM手数料、他行口座振り込み手数料がそれぞれ月2回無料となってます。
残高100万円以上または、取引件数20件以上でVIPランクとなり、翌月のATM手数料、他行口座振り込み手数料がそれぞれ月5回、月3回無料となってます。
残高300万円以上または、取引件数30件以上でスーパーVIPランクとなり、翌月のATM手数料、他行口座振り込み手数料がそれぞれ月7回、月3回無料となってます。
そんな大金はない!という方でも、振り込み手数料に関しては優遇される条件があるんですよ。
※上の図には記載されていません。
その条件とは、給与/賞与/年金の受け取り口座を楽天銀行に指定する方法になります。
振り込みが確認出来たら、翌日の他行口座への振り込み手数料が月3回無料となります。
当月使用しなかった無料回数2回分まで次月へ繰り越すことが出来るので、月最大5回まで手数料無料になります。
また、口座開設から6ヶ月間は月5回の他行口座への振り込み手数料が無条件で無料となっています。
ランクと、給与等の受け取りの条件を比較して多い方の回数を適用するようです。
ですので、残高が多くないから、楽天証券を利用していないからといって、ハッピープログラムの恩恵を受けられないことはありません。
他行への振り込み手数料はかなり優遇されるようですが、出来ればATM引き出し手数料に関しても優遇してもらえるともっと使い勝手が良くなりますね。
これらの事から、プレミアムランク以上になる場合は、メインバンクとして利用出来そうですね。
ハッピープログラムでの取引件数について
ハッピープログラムは取引件数や残高に応じて各種手数料の優遇が受けられますが、どのような取引が対象となっているのでしょうか。
楽天銀行の取引件数に該当するサービス
上の表を見ると、給与受け取りや、口座振替、振り込み、ATM取引が簡単に該当しそうですね。口座振替は1件ごとにカウントされるので、全てクレジットカード払いしてる人は件数が少なくなりそうです。
ちなみにみにぃ家でシュミレーションしてみると、クレジットカード払い(光熱水費・スマホ代・ネットショッピング等)、保育料(幼稚園と保育園)、生協の口座振替で4件、更に給与受け取りに指定すると合計5件の取引をしていることになります。よって、ランクはアドバンストですね。
う~ん、ATM出金手数料無料月1回は少し心元ないですね。
あっ!でも件数は5件ですが、残高が50万円以上あればプレミアム会員になれるんでしたよね。
今は子供達の児童手当とか、保育料の先取り貯金、ボーナスがあるので、みっきぃの口座には50万円以上ありました。(流動的ですが)
ということは、振り込み手数料もATM引き出し手数料も月2回ずつまでは無料になりそうです。
さらに、他行口座振り込みは給与受け取りに指定すると月3回無料なので問題なさそうです。
楽天証券の取引件数に該当するサービス
投資信託は、取引件数にはカウントしないんですね。ということは、みにぃ家の場合のシュミレーションでいうと、楽天証券での取引件数は0件になるということです。(実際はSBI証券にて投信の取引中)
ハッピープログラムでの楽天スーパーポイント付与について
ハッピープログラムは、もう一つ優遇されていることがあります。それは、取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まるということです。
しかし、これまた楽天らしく、ランクに応じてポイント獲得数が違ってきます。
楽天銀行での取引に応じた獲得楽天ポイント数
先ほどのみにぃ家のシュミレーションを例にして見てみます。
プレミアム会員に該当し、毎月5件の取引が確実にあります。よって、1件ごとに2ポイント付与されます。
ということは、月に最低10ポイントです。月によって、振り込みをしたり、賞与が振り込まれたりすると、2ポイント×件数分のポイントを獲得出来ます。
スズメの涙ほどのプレゼントですよね。これは、あまり期待しない方がいいですね。
楽天証券での取引に応じた獲得楽天ポイント数
きました、きました。ここでやっと投信の取引でのハッピープログラムの優遇があります。
残高10万円以上で4ポイントです。証券会社での投信は最近購入し始めたばかりなので、まだ残高10万円にもなっていません。
最近ひふみプラスの積み立てを始めました。
しかし、取引件数ではなく残高に応じてポイントを付与してくれるので、年々ポイントが多くなりますね。
例えば、1ヶ月に1万円ずつ投信を購入したとします。(損益計算はせずに単純に積み立て額で考えます)
1年で12万円積み立て出来ます。1年で4ポイント貯まります。
2年目で8ポイント、3年目で12ポイント、4年目で16ポイント、5年目で20ポイントです。
さすがにこれくらいしたら利益も出ていると思うので、もう少し増えているでしょう。
こちらも地道な作業ですね。
はやり、ハッピープログラムは、手数料優遇にのみ的を絞ってランクを上げていくべきですね。ポイント付与はおまけのおまけ的に考えておくべきです。
5.残高表示サービス
楽天証券のログイン後画面にて楽天銀行の普通預金残高を表示してくれるサービスです。
他のサービスに隠れて地味なサービスですが、何気に便利だと思います。あっちもこっちもログインしないといけないのは手間が掛かるからです。
6.投資安心サービス
信用取引等における不足金等の発生や証拠金維持率が低下すると、自動的に入出金してくれるサービスです。
FXの取引をしている場合に、便利なサービスですね。証拠金維持率が下がってロスカットになるのを自動で防いでくれるようです。
マネーブリッジで1番魅力的なのは結局何?
マネーブリッジをすると、様々な優遇が受けられることが分かりました。その中でも、1番はやはり普通預金の金利の優遇ではないでしょうか?
これも迷ったのですが、ランクに応じてATM引き出し手数料や他行への振り込み手数料が無料になるところもポイントですね。
証券会社を利用する場合は、自動入金のサービスもあるので便利です。
マネーブリッジのデメリットはある?
デメリットというか、ポイント還元はあまり期待出来ないことが分かりました。そういえば、以前楽天証券とSBI証券のポイントを比較してましたね。
これはSBI証券の勝利でした。楽天さん頑張って!と言いたいところです。
確定拠出年金の手数料に関しては、楽天証券がピカイチです。
追記
※現在、楽天証券もSBI証券も管理手数料は無料となっております。
ですので、決めてはご自身の購入したい商品があるのか?とか、給付時の方法について合致する のはどこか?というのが大事になってきます。
というように、どの銀行や証券会社にも、それぞれメリットデメリットがあります。
結局は自分が1番使い安くて、デメリットを受け入れられるところがベストですね。
まとめ
何となく知っていたようで知らなかった楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジ。今回記事にしたことで、メリットやデメリットが分かりました。
まずは、マネーブリッジについての解説を1ページで簡潔にして欲しいですね。理解して、まとめるのにかなり時間がかかってしまいました。
今度も利用者に使いやすいサービスを充実していってほしいですね~。